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航空機搭載センサーの精度検証用テストフィールド |
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社団法人日本写真測量学会 |
はじめに |
最近、航空機搭載の新しいセンサー、たとえばスリーラインスキャナー、航測用デジタルカメラ、 レーザースキャナーなどがあいついで開発され、そのユーザーが精度検証する共通の場が必要となってきた。このたび社団法人日本写真測量学会は、「航測検証委員会」によって設置されたテストフィールドを学術的に認証し、 これを一般の利用に供することにした。 |
1. テストフィールドとは? |
対空標識の数は、最低30点は必要とされ、できたら50点以上がのぞましいと言われる。 テストフィールドの広さは、十分な長さのコース長があり、最小3コースの幅がある必要である。対空標識が分布するテストフィールド内の高低差は、大きい程良いとされ、センサーの画面距離(焦点距離)の検証には、 300mの高低差があることが望ましいと言われている。欧米に設置されているテストフィールドは殆ど平坦な場所に設けられ、 高低差のある本格的なテストフィールドは世界的にも少ない。これは高低差のある地形において水準測量の精度を確保するのに コストがかかるのと対空標識の維持管理が大変であることによる。 |
2. 日本写真測量学会が認証したテストフィールド | ||||||||
「航測検証委員会」が平成14年(2002年)9月に完了、その後、当日本写真測量学会が認証し2002年10月より供用開始しましたが、供用開始から4年を経 過したので2006年12月〜2007年3月にかけて改正測量を実施しました。測量は全てGPSによったため、全64点中16点を天空が開けた場所、かつ隣接点と視通や落葉や水の溜まりやすい所を避けて移設しました。日本写真測量学会が認証したテストフィールドは、下記の諸元を有する。
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1) 位置 |
神奈川県足柄上郡松田町寄(やどりき)地区、5万分の1地形図「 秦野 」 最寄りの駅: 小田急線新松田駅 より車で約15分 |
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2) 面積 | コース長:3km、 コース幅:1.5km | |||||||
3) 対空標識の形状 | 直径60cmの白色の円形鉄板、または舗装上に塗装、露岩上に黄色塗装 | |||||||
4) 対空標識設置数 |
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5) 対空標識の分布 |
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6) 対空標識の測量 |
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7) 観測結果 |
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3. 利用申し込み方法および使用料
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1) 利用申し込み方法 | 日本写真測量学会事務局に添付の申込用紙に必要事項を記載し、郵送、ファックス、またはメールにて申し込む。利用団体名、担当者、連絡先、利用計画日時などを記入する。 申込先: 〒112-0002 東京都文京区小石川1-3-4 測量会館 (社)日本写真測量学会 電話:03-5840-6606 ファックス:03-5840-6616 メール:jsprs_information@nifty.com |
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2) 使用料 |
対空標識の塗装、下草刈り、再測定などの維持管理にかかる実費を利用者に負担してもらうために、下記の使用料を申し受ける。
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3) 提供する測量成果 |
上記の申し込みを行い、使用料を支払った者は、下記の成果及びその使用権(成果は何回でも使用できる、ただし更新データは別料金)を得る。 測量成果は、自社内のみの使用に限る。また成果は、第三者に有料、無料に拘わらず、譲渡しては成らない。 |
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― 対空標識設置場所の地図上の位置および現地写真 ― 対空標識の3次元座標 ― その他参考資料 |
4. テストフィールド使用に関する注意
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テストフィールド使用に際しては,下記から注意事項をダウンロードし,よくお読みになりご留意ください. |
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以上 |
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ダウンロード | |
利用申込書(Word文書)およびご案内(PDF文書) 圧縮ファイル(Zip形式) |
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